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五侍周辺雑記。シェキヤバディエンソー。
by eszo
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和歌山春のぽん祭・その6
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>和歌山春のぽん祭・その6

直球セールストークで笑わせて、2曲目は「陽のあたる坂道」。ラストの「Wow,Place in the sun~♪」というコーラスが何度も繰り返されるうちにバンドメムバーは徐々に演奏をやめ、ステージ上段に移動(その様子を、アカペラで歌いながらゴスも見守ります)。
一列に並んだ彼らは、夕焼け色のライトに逆光で浮かび上がったシルエットのまま手を振り、客席からの拍手を浴びながら、ゴシック風の門扉をくぐって退場していきました。

ゴスメムバーだけになったステージで、締めの挨拶。
※以下、記憶があいまいのため、言い回しよりもニュアンス重視でお願いしますm(_ _)m

村「今日は結構、昔の曲を演ったりしたんですけど…聴いてくれてる時の皆さんの拍手、歓声、表情が、歌いながらすごく伝わってきて。本当に俺たちの音楽を好きでいてくれてる事が良く分かりました。この喜びを忘れず、これからも歌っていきたいと思います。ありがとうございました。村上でした」

深く一礼し、ステージ上段に移動します。

安「今日はホントに楽しいライヴでした!3年間、おみくじを信じて良かったです(笑)。また新しい歌を持って遊びに来ます!ありがとうございました。安岡優でした」

酒「……え~当方、サービス業に従事しておりまして」

意外な切り口に、しんみりしていた客席から笑いが。

酒「サービス業というのはその名の通り、お客にサービスを提供する仕事な訳ですよ。で、俺は歌、声を届けにこうやって来たんですが…お陰様で本日は売り切れ御免、見事に完売でございます。もう何も残ってません!ありがとうございました~酒井でした」

北「……えっと…言おうと思ってた事の半分は忘れて、半分は先に言われちゃったんですけど。…今日は歌っていて、皆さんが僕らの音楽に対して…応援してくれている気持ちが…こう…」

感激しているのか単に疲れたのか(爆)、切れ切れに話す陽一の声は細くうわずり、まるで「新春お好み囲碁対局」のお助けタイムを彷彿とさせる、魂抜け口調。

北「…上手く言えないんですけど…風になって、包まれているのを感じました。楽しかったです。ありがとうございました。北山でした」

黒「ここは横に広くて、皆さんの顔がよく見えるんです。だから今日は『あ~この人、まだ歌ってないなぁ。いつ歌ってくれるんだろう…あ!やっと歌ってくれた♪』とか思いながらやってました(笑)。こうして過ごした事を、普通の生活に戻っても何かの時にふと思い出して元気になったり、僕らの音楽をそうやって聴いてもらえれば嬉しいです。そして『ゴスペラーズって結構いいよね~』と言って、今度は友達も誘って来て下さい(笑)。黒沢でした」

全員が上段に揃ったところで、最後の曲。

村「ではアカペラで。聴いて下さい…星屑の街」

いつしか背景は、無数の星が瞬く夜空に変わっていました。
青い光の中でハーモニーをまとめる陽一の指先がしなやかに動き(途中サケが歌詞を忘れかけヒヤッとしましたが)、せつなくも温かいメロディーは会場全体に広がります。

歌い終わると向きを変え、村酒黒安北の順番で門扉を抜けて、彼らはゆっくりと去って行きました。

…正直言って、この終わり方には納得できません。
スローで締めるあっさり構成の賛否は人それぞれなのでともかく、そのままの流れで退場するため、ライヴ恒例のお楽しみであるバンドメムバーとのアメリカン・ハグ&手つなぎ礼や最後の発声がなく、観客全員を瞬時にキタマニに変える(爆)陽一のマジック三点セット:音叉プレゼント&投げキッス&プリンスお辞儀さえもカットされています。
そして何よりも、あの演出では(拍手は可能ですが)我々はメムバーを黙って見送るしかなく、名前を呼んだり手を振って、ひと時の夢を見せてくれた彼らに感謝することが出来ないのです。もちろん、彼ら側から手を振ることもなく…。
京都と同じ不完全燃焼感というか、上手く区切りをつけられない心を持て余したまま、私は席を立ちました。

しかし改めて言わなくても、彼らはそんなファン心理を良く知っている筈。あと50本近いツアーの中で、何かしら変化が出てくる事を期待しつつ(そうでなきゃ暴れてやる)、このあたりで関西シリーズ初日:和歌山体験記の筆を置くことに致します。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。


(Text by 生姜)

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by eszo | 2006-02-14 19:22 | ゴスペラーズ
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