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五侍周辺雑記。シェキヤバディエンソー。
by eszo
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小悪魔仔鹿の奈良ナイト・その4
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>小悪魔仔鹿の奈良ナイト・その4

前回までに書き忘れた小話を→「パスワード」で、ぽんの新ネタ発表がありました!
「耳元がしびれる~♪」の部分で、左耳に髪をかける(もしくは額からかきあげる?)仕草を披露。同時にクイッと顎をあげてセクシー系を目指したのですが、関西人にはどう見てもあの動き、桂三枝の『いらっしゃ~い♪』にしか見えず…同行者全員が一瞬凍り付いたあと、爆笑しながら崩れ落ちました。
やはりどんな時も、彼からは目が離せません!

(閑話休題)

「Platinum Kiss」「永遠に」「Prisoner of love」と、スローバラードが続くこのブロック。これまでの公演は右寄りの客席で観ていた私、Prisoner~では舞台後方で横向きに直立するサケの猫背&肩甲骨(大好物)を堪能していることが多かったのですが、今回はテツのヴォーカルにぐんぐん引き込まれました。
特に2番で舞台左サイドに移動(歩きながら歌う姿も良い!)してからの「永遠の夢を願う~♪」以降は圧巻。感情の高揚につれてマイクを握る右手に力がこめられ、左手の長い指は想いを次々に形づくります。

バンドアレンジの「新大阪」など、切なさと力強さをあわせ持つナンバーを歌う時の彼は、喉元にくっきりと筋を浮き上がらせ、踏み出した片足が少々内股気味になるのですが、私はそれが本当に好きで(変)。全身を使ってまさに『訴えるように歌う』彼が紡ぐ旋律は、いつも聴く者の魂をわし掴みにします。

CDとは違う「東京スヰートG10ver.」的広がりのあるエンディング(杉サマのドラムキッカケが秀逸)も、前半終了を飾るにふさわしいアレンジ。にこやかに手を振りながら、メムバーは舞台袖へと消えていきました。

余韻を味わうのも束の間、バンドからは一転して硬質なメロディーが叩き出されます。照明もレベルメーターのような棒状になり、積み上がった光が音に合わせて、波形明滅を繰り返しました。
ここでの見どころは、舞台中央に位置するキーボードの真里ちゃん!腕をいっぱいに伸ばして客席をぐるりと指差したり、演奏しながらも紅一点らしく、華やかにボルテージを上げてくれます。

ダラ、ダラダラッ、ダラッ♪←すみません、こうとしか聴こえない。
ダラッ、ダラダラッ、ダラ~♪

キメのフレーズを中腰姿勢で弾く彼女の美しい御御足(おみあし)が、どんどん『ご開帳』!決してイヤらしい意味でなく、これはホントにカッコいいです(むしろ男らしい)!また別のシーンで、彼女がサラサラの髪を振り乱す様は、歌舞伎の『連獅子』を思い起こさせました←もちろんほめ言葉。
…無駄な連想も手伝い、客席が充分に温まったところで、クールなサウンドが聞き覚えのあるイントロに変わりました。

「The Ruler」

豹柄のスーツに着替えたメムバー(4人)が、歓声を浴びながらゆったりと登場。(村黒の小芝居風動きを挟みつつ)こちらに背中を向けて、残る1人を待ちます。
ほどなく二層構造のステージ上段、仁王立ちのサケが照明に浮かび上がりました。

アーーイテエィクワッチュッワァァーン!指銜えて見、て、なぁッ♪
アーーイセエイザッツウアラァァーイ!獲りたいヤァツは獲ぉるッ♪
ショオーーミィーワッチュッグァアアッ!手の内見ぃせぇてみぃなぁヨオーフレッシュッッ!!!

(ライヴで聴く場合は特に)このサビの魅力は歌詞云々よりも、最良の鳴り音域と圧倒的な勢いを持つ音がまっすぐに迸るさま、これに尽きると思います。
私は彼が放つ濁音や破裂音が大好物なので、特に3連目『ワッチュッグァアアッ☆』のフレーズには撃ち抜かれました。

同じくこの時は陽一の目ヂカラ、ヤスの腰ヂカラに続く彼の得意分野『手ヂカラ』が炸裂!こちらにまっすぐ腕を伸ばし、手首が折れるんじゃないかと思うほど直角に曲げ、限界まで開いた手のひらを向けます。そこからは明らかに何かのパワーが!
この威力については日頃私がしっかり布教しているため、同行者は皆、御利益を求める信者のように、その放射エリア内へと争って手を伸ばしました。

本日の教祖様、いや俺様=Ruler=サケは気合い充分!「蛇の道は蛇♪」部分スネーク手振りが張り切りすぎてカクカクしたのはご愛嬌?ステージ上段の拡声器プレイ(笑)でもよく動いていました。
トラメガ越しに歌い上げる最後のフレーズ「一度狙った獲~物ならあぁ~♪」と肉声「I take!」の切替えもポイント。天を仰ぐように叫んでいたトラメガを大きく回して口元から外し、正面に向き直りながら逆手のマイクにチェンジする仕草も、スムーズに決まりました。

そろそろ、リードを分け持つ年長組にも注目しましょう。
「Wow wow that's a life~♪」でぽんは涙のリクエスト(古い)ばりに人差し指をクルクル回し、「you're fresh!!」部分ではビシッ☆とこちらを指差します。本人はキメているつもりですが、伸ばした腕を耳の横につけて上半身ごと傾ける姿が、どうしても子供水泳教室クロールの練習風で…微笑ましさ満開です(笑)。
テツの聴きどころはもちろん「ハーロー、エ、ビ、バアァデッ!」のカタカナ英語。あー何故あんなに格好良いのでしょう!「Lean on me」の冒頭:ステェイディンノン、ザコーナアー♪や「Love has the power」のザソジャルックスライクミー♪も好きですが、『偉そう指数』が加算されたここのカタカナはさらに素敵です。

いろいろ翻弄されているうちに、曲はエンディングへ。
サケは「悪いねお先に♪」と一列に並んで動かないメムバーの前をヒラリと横切り、ステージ端で立ち止まります。
マイクに注ぎ込むように小さく「Let's go on…」と呟いた直後。

これまで一貫して、気合い(と言うよりむしろ怒り)全開の表情を崩さなかったサケが。

…ニヤリ☆

と、悪人的笑みをのぞかせました!!

普段ならテツの専売特許である筈のその表情に、こちらは棒立ち。

すかさず降ってくる、雷鳴のような5回のキメフレーズが、動揺を後押しします。
照明が落ちる寸前、サケはさらに追い討ちをかけました。

立てた右手親指で、弧を描くように唇(もしくは顎先)を拭ったのです!!


















?!


暗転した中で腰を抜かさないよう、私はただ必死に前席の背を掴みました。


(Text by 生姜)

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by eszo | 2005-04-02 02:58 | ゴスペラーズ
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