バンバンビガローッ!(雄叫)
ビガロはさて置きS子です。こんばんは。
ところで、この記事のタイトルの元ネタは「ビリーズブートキャンプ」と、あと何と何(2コ)でしょう。
万が一正解された方には、S子からなんかちょっと信じ難いプレゼントを贈呈したいと思います。お楽しみに。
といったところで、早速
「SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2007」に関する、
やたら詳細な報告に移りたいと思います。イエー。
まずなんと申しましても、ソウルパワー東京サミット2年目にして、ついに登場した
ミラーボールでございましょう。
くどいようですが、昨年、ミラーボールが設置されていない代々木体育館の天井を見上げたときの衝撃ったらありませんでしたYO!(思い出しプルプル)
やっぱね、規模的には野外のなにわサミットのほうがデカいわけですよ。どうしても。それはもう、屋内イベントにはいろいろ制約があることもわかってるんですが、つか、だからこそ屋内イベントとしてやる意味って結構重要だと思うんすね。
さあ、そこでミラーボールですよ!うむ!まさにイエス!アイニードミラーボール!ネセサリ!ネセサリ!
そんなわけで只今より、2年越しに突如としてビッグでバッドなディスコと化した東京サミットの、なにわにはないミラーボールの輝きをお伝えするものであります!いいからさっさと本題へどうぞ!はい!
とりあえず、開演前からフロアーには、これでもかと大ネタが回転しておりまして、時折腰折る棒読み場内アナウンスにイヤーンとなったりしながら開演を待っていたわけですが、淡々と読み上げられる注意事項の中にシレッと、
「あまりに大きなアフロのかぶりモノは、大変面白いのですが、後ろのお客様のご迷惑となりますのでお控えください」ってのと、
「ペンライト等のヒカリモノは、ミラーボールで間に合っておりますので、ご使用はご遠慮ください」とゆうアナウンスが!
う~ん、なんっじゃそら!!(拍手笑)
まあここはきっと拾ってほしいとこなんだろうなあと思いましたので一応書いとく(笑)。
今年もホストバンドは、ナニワEXPを中心とするソウル無敵艦隊!
清水興さんの
めっちゃええ声MC(←悶絶)を合図に、「SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2007」は、ほぼ定刻どおりにスタートいたしました。
まずは予告オープニング・アクトの
武田哲也登場。
と、初日はここで、いきなりちょっとした手違いで、「エナメル・ブラザーズ!」のコールが流れてしまいまして、後でエナメル・ブラザーズの本当の出番の際に、ブラザー鈴さんが「今年もまた前座なのか…」と、悲しくなったこととか、衣装に着替えてすらいなかったブラザー黒さんも、「胃袋が口から飛び出しそうになった」くらい驚いたことを告白されてましたが、とにかく、今年の前座は昨年にも増して威圧感のある、
武田哲也でした。間違いなく。
ジャケ写でお馴染み「SOUL POWER」のロゴ入りロングボードを抱え、パッと見
D●Gか
しま●らか、ふたつにひとつな感じのハンパない柄のシャツを身に纏い、ムダに元気一杯ステージ中央駆け込んできたセクシー兄さんズこそ、そう!ソウルパワーが生んだ徒花デュオ、武田哲也ですよキャーイエーイ!
1曲目は詳細不明の初演曲『武田哲也のテーマ(仮)』。
威勢よく「T!A!K!E!D!A!武田!」ときたので、おし!これは次「哲也」くる!と予測して臨んだにも拘らず、
とっさに「TETSUYA」の綴りが言えない私(´∀`)
「T!…あ?あれっ!?」(←いきなり)みたいな。
う~ん、「TAKEDA」は言えるのに。どうしても「TETSUYA」は一瞬考えてしまってリズムに乗れません。言えた!と思ったら「TSUTAYA」になってたりで、どうしてくれるんですか(知らんがな)。
そんなわけで、結局東京両日とも「TETSUYA」が言えなかった私の分まで、なにわ参加者の方はアルファベットをよろしくです。ぬあーTSUTAYAー!
ところで、この曲はレペゼンというよりは、やはり海援隊の『JODAN JODAN』へのリスペクトだったりするんでしょうか…イヤまあなんでもいいですが。
と、挨拶代わりに一発かましたところで、ステージは唐突にエロを操るモードにフリーフォールして加速!(おうっ!?)
2曲目、なんとアイズレー・ブラザーズの
『BETWEEN THE SHEETS』ですよ!出たー!(←?)
まあたしかに、あの武田さんと哲也さんのふたりで、健全に(でもないか)コミックソウル歌って帰るとは思ってなかったでしたが、ホントにまったくベッタベタのエロの直球ど真ん中でくるなんて、なんかもう、いっそすがすがしい気分でヤッホーです。
なんとなくゴスマニ的に、スクープファンの皆さんに対して、武田哲也でTAKEさんを、
おかんキャラにしてしまったことを、申し訳なく思っておりましたもので、この『BETWEEN THE SHEETS』で、いつものセクシーエロエロTAKEさん(なんか失礼だ)をご覧いただけたのは、本当によかったことでありました。
おそらく、私の気の遣いどころも、そもそも私が気を遣うこと自体、なんか間違ってるような気がしますが、あんまり深く考えてるヒマもないので、このまま闇雲に筆(エア筆)を進める心意気です。押忍。
そして、エロエロ臭気の薄まる間もなく暗転。
ジェームス・ブラウンの『IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD』の、地上最もご大層なイントロを、「GUCCI」だと思ってよく見たら「CUGGI」だった程度に書き換えた世にも胡散臭いイントロが、雷鳴の如く武道館に鳴り響いたのでありました!キャーッ!
ブレイク!(ピタ)
ピンスポ!(ピカ)
はいっ! (どうぞ) →
「お母さん…」
ヘソ毛出現。 ヽ( TДT)ノ
イヤー
というわけで3曲目、哲也さんシャツ全開ヘソ出しチチ見せでお送りする武田哲也唯一の持ち歌、『母に捧げるバラード』。
つか、何故『BETWEEN THE SHEETS』で脱がないでここで脱ぐのか。そんなことより東方神起のファンの女の子たちのサワッとした反応に、「違うんだ!あのおじさんは裸だけど本当はとてもいいひとなんだ!誤解なんだ!」と、心の中で軽く庇ってあげてしまう私のゴスペラーズへの愛・地球博(心神耗弱)。
「…お母さん。(←つづき)
今日、僕は武道館で、
セッ くす ( ´ _ゝ`) の歌を、
歌ってしまいましたーっ!! by哲也
」 (←絶叫)
※東方神起のファンのみなさんへ☆
あのおじさんは、みなさんが思ってるとおりのひとです♪
ありがとうございました!\(^O^)/
とまあ、ヘソ毛は出すわとんでもないことは口走るわで、哲也さん、
やりたい放題です。
とてもじゃありませんが、並みのおかんならくじけそうなくらい、
やりたい放題です。
しかし!やはりここはミドリ美容室で頑張りながら女手一本、一人息子を育て上げたおかんでした!
「コラッ!哲也!何しとんのこの子はっ!はよシャツのボタン閉めて学校行き!」
おかん一喝で息子涙目。(大喝采)
ことほどさように、今回の初ステージでは、CDとはまた一味も二味も違った、こってりと濃いい
「武田哲也の世界」が繰り広げられておりましたわけで、もちろん、時間とオチの都合上、やむなく一味二味違ったという話もなくはないのですが(さすがに「JB」はありましたが、「PV」と「DJ」はカット)、基本的に、
「ライヴやで!このデュオはライヴやで!村上くん!」(←本気ですみません orz)みたいな匂いはプンプン、プーンプン!させておりましたです!
ぶっちゃけ、「SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2007」屈指のパフォーマンスであったと言い放って仁王立ちです。
や、異論は聞きません。何故なら、まだ前座の話しかしてないのに、まさかこんなスペクタクル巨編なネタバレになるとは思わなかったので、
正直そろそろここらで寝たいからです。
仁王立ちです(立寝)。
というわけで、目覚めてまだ気力が残っていたら本編を書きます。
ホントいろいろ楽しいこと満載だったので、ホントなんとかしたいんですが、私はたぶん
「かいつまんで話す」とゆう技を身につけないとネタバレで一生を終えそうな気がします。困ったもんです。ハハハ。
とりあえず今夜は、この武田哲也さんのネタバレだけは、オチだけはキッチリ書き残してから寝ますんでおおおやすみなさい。イヤイヤ。まだまだ。えーと。
そんなこんなで。
哲也とおかんの数奇な半生を、熱く、激しく、ドラマティックに歌い上げ、感極まり崩れ落ちる哲也。
それは、なんかもう生まれたての仔鹿のような、もしくは絶命寸前の昆虫のような、運命よりも、むしろ生物学レベルで生命について語りたくなるような、奇怪な動きでした。
正直ちょっとキモかった。
しかし、そんな哲也を、時に厳しく、時に厳しく、時に厳しーく、やっぱり厳しく、おかんはいつも見守っていたのでした。
ありがとう、お母さん。この歌をあなたに捧げます。ありがとう。
薄れゆく意識の中、祈るように哲也はそう呟いた。
客席に広がる温かな拍手。
おかんはそっと頷き、何故だか手にしていた緑色の風呂敷っぽい布で、そっと目頭を押さえた。おかん、ナイスリアクションや。
お母さん、
最後に一つだけ、教えてください。
お母さん。
JBって、誰? (もっともだ)
一瞬の静寂の後、おかんは初めて我が子を優しく見つめ、そして、静かに口を開いた。
哲也。
その質問はな、
もう時間切れや。
哲也は絶望に膝をつき、その体は炎が消えるように、動きを止めた。
おかんは哀しみと慈愛を湛えた表情で、哲也の抜け殻となった体に、本当にどっから持ってきたのかわからない緑色の風呂敷っぽい布を掛けた。
ああ、その風呂敷っぽい布こそ。
ミドリ美容室開店当時より、おかんと苦楽をともにしてきた、ナイロン製のケープ『ビューティーマント・ロングタイプ』!
マントショーやな!?
わかったで村上くん!
あれ、JBのマントショーやな!
ふと、哲也の脳裏を金髪で押しの強いおっさんの面影がよぎったが(すみません。あとでなんぼでも死んで詫びますんで、今はちょっと寝かせてくださいすみません)、すぐに、あれはJKや、お父ちゃんやない、と思い直し、再びマントに顔をうずめた。
パーマ液を浴び、ヘアスプレーをぶっかけられ、何年もの間、女たちに巻きついてきたそのマントはボロボロで、ぶっちゃけ複雑な匂いがしたが、この匂いは紛れもなく母の匂いであり、そして、故郷の匂いなのだ。
お母さん、
お母さん。
このマント
「JBの匂いがする」
(完)
エンディングはジェームス・ブラウンの『SEX MACHINE』。
武田哲也のおふたりは、登場時同様ロングボードを小脇に抱え、演奏の続く中、やはりムダに元気一杯退場されました。おしまい。寝ます。じゃー。